お子さんが高卒認定試験に合格されたのですね。おめでとうございます!
さて、ここからが大切です。大学や専門学校への進学、公務員試験の受験資格を活用するには、「合格証明書」という書類が必要になります。
ただ、この申請方法や封筒の書き方について、正確な情報を知らない保護者さんも多いのではないでしょうか。「どの封筒を使うの?」「切手はいくら?」「何を書くの?」といった細かい疑問がありますよね。
今日は、合格証明書の申請から受け取りまで、全てのステップをわかりやすく説明いたします。

高卒認定の合格証明書とは何か、基本を理解する
まず最初に、「合格証明書って何?」という基本的なことから理解しておきましょう。
高卒認定試験に合格したお子さんのもとには、すでに「合格証書」という書類が届いているはずです。でも、進学や就職の際に必要になるのは、この「合格証明書」というのは別物なんです。
この違いを知らないと、間違った書類を提出してしまう可能性があります。保護者さんが理解していれば、お子さんもスムーズに申請を進められますね。
高卒認定の合格証明書と合格証書の違い
お子さんが高卒認定試験に合格すると、どちらの書類を受け取ると思いますか?
答えは、「合格証書」という書類です。これは、試験の合格を記念した、いわば「賞状」のような位置づけの書類になります。ただし、この合格証書だけでは、進学や就職の際の身分証明として機能しないんです。
一方、「合格証明書」というのは、文部科学省から正式に交付される書類で、高校の卒業証明書と同じような役割を果たします。大学に進学する際、「高卒同等の学力がある」ことを証明する公的な書類として認められるんです。
つまり、進学や就職、公務員試験を受ける場合は、この「合格証明書」が必須なわけです。合格証書では代わりにならないんですね。
高卒認定の合格証明書が必要な場面
では、実際にどんな場面で、この合格証明書が必要になるのでしょう?
親御さんとしては、「本当に必要なの?」と思うかもしれません。でも、以下のような場面では、確実に必要になります。
- 大学への進学:入学出願時に提出
- 短期大学・専門学校への進学:入学出願時に提出
- 公務員試験:受験資格の証明として提出
- 就職試験:企業によっては学歴証明として要求される場合がある
- 各種資格試験:衛生管理者免許など、高卒以上の資格を取得する際
つまり、お子さんがどの進路を選ぶにせよ、この書類は「いつ必要になるかわからない」状況なんです。だからこそ、高卒認定に合格したら、早めに申請しておくことが大切なんです。
高卒認定の合格証明書は原本が必須
ここで、重要な注意点を一つ。
合格証明書を提出する際は、「コピーではなく原本を提出する」というのが原則です。つまり、文部科学省から交付されたオリジナルの書類を提出する必要があります。
「複数の進学先に申請するので、コピーでいいのでは?」と思う保護者さんもいるかもしれません。ですが、大学や公務員試験の窓口では、「コピーは受け付けません」と言われることがほとんどです。
ですから、進学先が複数ある場合は、申請時に「複数通の合格証明書を請求する」という方法を取ることが大切です。この点については、後ほど詳しく説明いたします。
高卒認定の申請方法と必要書類
では、実際に申請するために、どんな書類や物が必要なのか、整理しておきましょう。
合格証明書の交付を申請するには、以下のものを文部科学省に送る必要があります。
- 合格証明書交付願(公式の様式を使用)
- 収入印紙(1通につき250円)
- 返信用封筒(角形2号:24cm×33cm)
- 返信用切手(返信用封筒に貼り付け)
これらを全て揃えて、文部科学省に郵送します。「え、こんなに必要なの?」と驚かれるかもしれませんが、公的な証明書の交付には、このような手続きが必要なんです。
ちなみに、収入印紙は郵便局やコンビニで購入できます。返信用切手も、郵便局で確認して、正しい金額を貼り付けることが大切です。
高卒認定の交付期間と時間
申請してから、実際に合格証明書が手元に届くまで、どのくらい時間がかかるのか。親御さんとしては気になるポイントですよね。
文部科学省の公式情報では、以下のようなスケジュールになっています。
- 申請書が文部科学省に到着してから、発送までに約1週間程度
- ポストに投函されてから、お手元に届くまでに10日程度かかる場合もある
つまり、申請から受け取りまで、合計2週間から3週間程度を目安に考えておくと良いでしょう。
ただし、注意点があります。12月から2月の冬期間(入学試験シーズン)は、申請が集中するため、さらに時間がかかる可能性があります。お子さんが大学進学を予定している場合は、なるべく早めに申請することをお勧めします。
高卒認定の合格証明書を封筒で郵送する書き方
ここからは、実際の申請方法です。特に、保護者さんがお手伝いになる場合が多いと思いますので、細かく説明いたします。
「封筒の書き方なんて簡単でしょ」と思われるかもしれませんが、公的な書類の申請だからこそ、細かいマナーが大切です。お子さんと一緒に確認しながら進めてください。
高卒認定の封筒選びと正しい選択
まず最初に必要なのが、「返信用封筒」です。どんな封筒でもいいわけではありません。
文部科学省の公式様式では、「角形2号(かくがたにごう)」という決められたサイズの封筒を使う必要があります。
角形2号とは、どのサイズなのか。これは:
- 縦:33cm
- 横:24cm
という大きさです。「え、こんなに大きいの?」と驚かれるかもしれませんが、合格証明書は折り曲げずに、そのまま入るサイズが必要なんです。
コンビニ、100均一で「角形2号」と言って、あらかじめ規格に合った封筒が売られています。そちらを購入して使用するのが、確実で簡単です。
高卒認定の返信用封筒の書き方とマナー
では、角形2号の返信用封筒に、何を書くのか。ここがとても大切ですね。
封筒の表面(文部科学省に向かう側)ではなく、封筒の裏面(お子さんのもとに戻ってくる側)に、以下の情報を記入します。
- 郵便番号(〒から始まる、7桁の番号)
- 住所(都道府県から市区町村、番地まで、正確に)
- 氏名(「○○」と書く)
重要なマナーとして、返信用切手を貼り付ける位置も決まっています。
封筒の表面(文部科学省からの返信が来たときに、郵便局の人が見る側)の右上に、切手を貼り付けてください。
高卒認定の送付時の収入印紙と切手
「収入印紙」と「切手」。この二つの違いを理解している人は、実は少ないんです。保護者さんが申請をお手伝いになるなら、この違いを知っておくことが大切です。
収入印紙は、「政府に対する手数料」として考えてください。合格証明書1通につき、250円分の収入印紙を、交付願に貼り付けます。これは、郵便局やコンビニで購入できます。
切手は、「郵便物の配送費用」です。返信用封筒に貼り付けるもので、文部科学省からお子さんの住所に返送される際の郵便代金をまかなうものです。
では、切手の金額はいくらか。ここが重要です。返信用封筒が角形2号という大きい封筒なので、通常の手紙(ハガキ)の金額では足りません。
郵便局で「角形2号の封筒1枚を返送する場合、切手はいくら必要ですか?」と確認してから、購入してください。重さや内容物の厚さによって、金額が変わることもあります。親切な郵便局員さんなら、適切な金額を教えてくれます。
高卒認定の申請書類の記入ポイント
交付願という公式の申請書類を記入する際に、注意すべきポイントをお話しします。
文部科学省の公式ウェブサイトから、交付願の様式をダウンロードできます。それに従って記入していくわけですが、ここで気をつけたいのは:
- 氏名・生年月日:試験合格当時の氏名・生年月日で記入(結婚などで現在と異なる場合は要注意)
- 合格年月:試験合格の年月を正確に(第○回試験の○月など)
- 請求枚数:複数の進学先に提出する場合は、事前に必要な枚数を考えておくこと
- 記入欄の空白:指定された記入欄以外には何も書かないこと
特に気をつけたいのが、「氏名が現在と異なる場合」です。結婚などで姓が変わっているお子さんの場合、試験合格当時の氏名で記入する必要があります。
高卒認定の送付前の最終チェック項目
郵送する前に、確認事項をリストアップしておきましょう。
送り忘れや記入漏れがあると、文部科学省から戻されてしまい、さらに時間がかかってしまいます。以下の項目を全てチェックしてから、ポストに投函してください。
- ☑ 交付願に収入印紙(1通につき250円)を貼り付けたか
- ☑ 返信用封筒に、郵便番号・住所・氏名を記入したか
- ☑ 返信用切手を、封筒の表面右上に貼り付けたか
- ☑ 切手の金額は正しいか(郵便局で確認したか)
- ☑ 交付願の記入欄は全て埋められているか
- ☑ 氏名や生年月日に誤りはないか
- ☑ 複数通必要な場合は、「請求枚数」欄に正しい数字を記入したか
- ☑ 返信用切手の不足で戻されていないか(郵便局で重さを確認したか)
これらを全てチェックしてから、郵送することをお勧めします。保護者さんとお子さんで一緒に確認すれば、ミスを防げますね。
高卒認定の合格証明書の受け取り後の注意点
やっと合格証明書が手元に届きました!ここからも、実は大切な注意点があるんです。
合格証明書を受け取った後、よくある親御さんの間違いとして、「どんなものか確認したい」という理由で、封筒を開けてしまう方がいるそうです。
ここが重要なのですが、大学や公務員試験の窓口に提出する際は、「封をしたまま、開封しないで提出する」というのが原則です。なぜなら、提出先の機関が「本人が開封していない書類」であることを確認したいからです。
つまり、合格証明書を手にしても、「中身を見てはいけない」ということです。
「でも、本当に証明書が入っているか確認したいんだけど…」という親御さんもいるでしょう。その場合は、申請時に「複数通の合格証明書を請求する」という方法があります。1通は確認用、もう1通は進学先に提出、という使い分けができるわけです。
また、もう一つ重要な注意点として、氏名や本籍地に変更があった場合についてです。結婚などで姓が変わったお子さんの場合、証明書交付の申請時に、変更を証明する公的書類(戸籍抄本など)の添付が必要になることがあります。詳しくは文部科学省の窓口に確認することをお勧めします。










