不登校3年間勉強してない不安を解消する進路と勉強法

不登校で3年間勉強してない子の進路と勉強法記事のタイトル

お子さんが不登校で3年間勉強してない状態が続くと、「高校受験はどうなるんだろう」「内申点がボロボロで本当に大丈夫なのかな」と、毎日胸がギュッとするような不安がありますよね。やばい、手遅れかもしれない、と頭では分かっていても、じゃあ何から手をつければいいのか分からないまま時間だけが過ぎていくこともあると思います。

この記事では、不登校で3年間勉強してないお子さんと向き合う保護者の立場から、「3年分の学習をどう取り戻すか」「どんな進路の選択肢があるのか」「親として何を意識するといいのか」を、できるだけ具体的にお話ししていきます。ここが気になる、というところから、ゆっくり読み進めてみてくださいね。

この記事を読むとわかること👇

  • 3年間の学習ブランクを取り戻す考え方と優先順位
  • 戻り学習を進めるための具体的な勉強ステップ
  • 不登校でも選べる高校・高卒認定などの進路パターン
  • 親として今日からできる声かけとサポートのポイント
不登校で青空を見ている所
目次

不登校で3年間勉強してない不安と解決策

ここでは、「不登校で3年間勉強してない」状態から、まず何を整理していけばいいのかをまとめていきます。高校受験や内申点の不安、手遅れかもしれないという気持ち、将来や進路へのモヤモヤを、一つずつ言葉にしながら、現実的な解決策に落とし込んでいきます。

高校受験の不安と内申点の悩み対処

3年間ほとんど通えていないと、「内申点がほぼゼロだから高校受験はムリなのでは?」と感じやすいですよね。実際、全日制の高校の多くは、内申点や出席日数を選抜の材料にします。ただ、だからといって、進路が閉ざされるわけではありません。

まず知っておきたいのは、内申点よりも当日の学力検査や作文・面接を重視する高校があるということです。とくに私立高校の単願推薦や、通信制高校、定時制高校、チャレンジスクールなどは、内申点や欠席日数だけで判断しないところが多いです。

また、公立でも「二次募集」「追加募集」で、出席や内申よりも学力検査の点数を重視する枠が用意される地域もあります。お住まいの自治体によって仕組みが違うので、正確な情報は各都道府県教育委員会や高校の公式サイトで確認してみてください。

ポイント

  • 内申点が低くても受験できる高校はある
  • 当日のテストや作文・面接で評価されるルートもある
  • 通信制・定時制・チャレンジスクールは不登校の理解が深い学校が多い

手遅れと感じる理由と巻き返し方

「3年間も勉強してないなんて、もう手遅れだ…」と思ってしまうのは、親としてとても自然な感情です。周りの同級生は受験モードに入っているのに、うちの子は教科書を開くことすらしんどそう。そんな姿を見ると、焦りと不安でいっぱいになりますよね。

ただ、冷静に見てみると、中学3年間の学習量は、本気で取り組めば数か月〜半年ほどで基礎を復習できる程度と言われることが多いです。学校の授業は、全員のペースをそろえ、行事や道徳、総合学習も含めて進んでいくので、「実際に新しい単元を学んでいる時間」は、私たちがイメージしているよりずっとコンパクトです。

もちろん、お子さんの体調やメンタルの状態によってペースは大きく変わりますし、「数か月で取り戻せるから大丈夫」と無理をさせるのは逆効果です。でも、学習内容そのものは、工夫すれば十分に巻き返しが可能だと知っておくことは、親にとっても大きな支えになります。

巻き返しの基本イメージ

  • まずは小学校〜中1レベルまで戻って「分かる」を積み上げる
  • 完璧を目指さず、高校合格に必要なレベルをゴールにする
  • 勉強時間より「勉強を再開できたこと」を最初の成功体験にする

「手遅れ」という言葉に飲み込まれそうになったら、「今、少しずつでも前に進めているか」に視点を戻してあげると、お子さんも親も、少し呼吸がしやすくなるかなと思います。

不登校3年間勉強してない不安を解消する。選び方と書かれている

取り戻す勉強法と戻り学習の重要性

3年間のブランクを埋める勉強法で大事なのは、学年にこだわらず、つまずいたところまで戻って学び直す「戻り学習」です。中3だからといって、中3の問題集から始める必要はまったくありません。

どこまで戻るかを一緒に確認する

まずは、簡単な問題集やオンライン教材を使って、「ここまでは分かる」「ここから分からなくなる」というラインを親子で一緒に見つけていきます。たとえば数学なら、

  • 小学校のわり算や分数までは大丈夫
  • 割合や速さの文章題でつまずいている
  • 中1の正負の数でいきなり分からなくなった

といった具合に、ざっくりで構わないので、つまずきポイントを言葉にしていきます。そこまで戻って、やさしい教材からやり直すのが、結果的に一番の近道です。

映像授業と薄い問題集を活用する

不登校の子どもは、対面の集団授業に強い抵抗感があることも多いので、自宅で自分のペースで進められる映像授業は相性がいいことが多いです。スタディサプリのようなオンライン教材や、YouTubeの解説動画などを組み合わせて使うのも一つの方法です。

問題集は、分厚いものよりも、イラスト付きで一冊が薄く、基礎に特化したタイプを選ぶのがおすすめです。「ひとつひとつわかりやすく」シリーズのように、1ページごとの負担が小さいものだと、子どもの「やってみようかな」という気持ちを引き出しやすいです。

戻り学習の3ステップの目安

ステップ内容目安期間(あくまで一般的な目安)
ステップ1小学校〜中1範囲の理解し直し1〜3か月
ステップ2中2・中3の基礎問題だけを先に固める2〜4か月
ステップ3高校受験に必要な分野に絞って演習2〜3か月

ここで挙げた期間は、あくまで一般的な目安です。お子さんの体調やメンタルの状態によって大きく変わりますし、焦って詰め込みすぎると逆効果になることもあります。無理のない範囲で、少しずつ前に進めれば十分です。

将来や進路への不安と選択肢整理

不登校で3年間勉強してないと、「この子はどんな大人になるんだろう」「就職や自立はできるんだろうか」と、将来に対する不安が一気に押し寄せてきますよね。高校受験のことだけでなく、その先の専門学校や大学受験、就職まで、頭の中で一気に考えてしまうことも多いと思います。

ただ、進路を整理するときは、「今の子どもの状態」と「数年先のゴール」を分けて考えるのが大切かなと感じています。今は学校に行けない状態でも、エネルギーが戻ってきたときに備えて、「選べる道」を親が知っておくことが、安心材料になります。

よくある進路のパターン

  • 通信制高校に進学して、少しずつ中学の復習から始める
  • 定時制高校やチャレンジスクールで学び直しに力を入れる
  • フリースクールやサポート校を経由して進路を整える
  • 高校には行かず、高卒認定から大学・専門学校を目指す

選択肢がたくさんある一方で、「何がうちの子に合うのか」は家庭ごとに違います。不登校7つのステップで進む親子の回復ロードを分かりやすく解説なども参考にしながら、今の状態に合った負荷を一緒に考えていけるといいかなと思います。

不登校3年間勉強していなかった子がオンラインで勉強しているところ

勉強割合の悩みと基礎固めの優先度

「3年間勉強してない分を取り戻すなら、1日何時間くらいやればいいの?」「5教科のどれをどれくらいの割合でやればいいの?」といった相談も、とてもよく耳にします。ここは、教科ごとの性質の違いを押さえておくと、優先順位がつけやすくなります。

教科ごとのざっくりした特徴

  • 数学・英語:積み上げ型。つまずきやすいので最優先
  • 国語:漢字と読みの積み重ねだが、日常生活でも伸ばしやすい
  • 理科・社会:暗記要素が強く、短期集中でも巻き返しやすい

最初のうちは、数学と英語で全体の勉強時間の半分以上を使ってもいいくらいです。そこに国語を少し足して、理科・社会は「余力があるときに暗記系の単元をちょっと進める」くらいでも大丈夫です。

大切なのは、「毎日5教科完璧にこなす」ことではなく、お子さんが負担なく続けられるペースで、優先度の高い教科から少しずつ積み上げていくことです。勉強の時間よりも、「勉強ゼロから1に戻せた」という事実の方が、長い目で見るとずっと大きな意味を持つと感じています。

不登校で3年間勉強してない場合の進路と学び直し

ここからは、「不登校で3年間勉強してない」状態からでも選びやすい進路について整理していきます。通信制高校や定時制高校、チャレンジスクール、高卒認定といったルートの特徴や、そこから大学受験につなげていくイメージを、できるだけ具体的にお伝えしていきます。

通信制高校による高校受験の選択肢

不登校のお子さんの進路として、いちばん名前を聞くことが多いのが通信制高校だと思います。通信制高校は、自宅でのレポート提出と、スクーリングと呼ばれる通学日を組み合わせて学ぶスタイルが基本です。毎日登校する必要がないので、体調やメンタルの波がある子にとっては、かなり現実的な選択肢になりやすいです。

入試についても、学力試験がなく、書類選考と面接だけで受けられる学校が多くあります。内申点や出席日数が少ない場合でも、「これまでの経緯」と「今後どうしていきたいか」を丁寧に伝えることで、きちんと受け止めてくれる学校は少なくありません。

また、「通信制高校は学歴にならないのでは?」と心配される親御さんも多いのですが、通信制高校の卒業は正式な高卒資格として扱われます。このあたりは、通信制高校は学歴にならない?高卒認定と何が違う?を解決!などを参考にしてもらえると、イメージがつきやすいかなと思います。

通信制高校を選ぶときの注意点

  • 通学頻度(スクーリングの回数)が子どもの状態に合っているか
  • レポートやオンライン授業のサポート体制があるか
  • 卒業後の進路(進学・就職)でどんなサポートがあるか

学費やカリキュラムの詳細は学校ごとに異なるので、正確な情報は必ず各校の公式サイトやパンフレットで確認してください。

高校どうする?メリットとデメリットの写真

定時制やチャレンジスクールで取り戻す道

通信制高校以外にも、定時制高校やチャレンジスクールといった選択肢があります。定時制高校は、昼間・夜間など時間帯を選んで通学できる高校で、少人数のクラス編成だったり、学び直しに力を入れている学校も多いです。

チャレンジスクール(不登校対応校)は、内申点や学力検査の代わりに、面接や作文を中心に選抜する公立高校の一種です。不登校経験のある生徒が多く在籍していて、スクールカウンセラーや支援員など、心のケアも含めた体制が整っている学校も増えています。

定時制・チャレンジスクールが合いやすい子のイメージ

  • 毎日ではないけれど、ある程度の通学ならチャレンジできそうな子
  • 生活リズムを整えながら、少しずつ社会性も取り戻したい子
  • 「学校」に対する不安はあるけれど、同じような経験をした仲間がいる環境を望む子

地域によって設置状況や入試の仕組みがかなり違うので、情報収集の際は各自治体の公式情報を確認してください。また、不登校特例校やチャレンジスクールについては、不登校特例校 一覧【令和7年版】通いやすい学校選択も参考になるかなと思います。

高卒認定で将来への不安を解消する方法

高校に進学しない・できない場合のルートとして、「高卒認定試験(旧大検)」があります。高卒認定は、高校を卒業していなくても、高校卒業と同等の学力があることを証明するための国家試験です。この試験に合格することで、大学や専門学校の受験資格を得ることができます。

高卒認定の良いところは、年齢や在籍状況にかかわらずチャレンジできる点です。体調やメンタルの状態が落ち着くまで高校進学を待ちたい場合や、集団生活がどうしても負担が大きい場合には、「無理に高校に通う」のではなく、「自分のペースで高卒認定を目指す」という選択肢も十分にありだと感じています。

高卒認定を目指すときの注意点

  • 試験科目数が多く、ある程度の自己管理が必要になる
  • 周りに同じルートの人が少ないため、孤立感を覚えることもある
  • 大学受験まで見すえて、計画的に教科を絞る必要がある

試験日程や受験資格、科目免除の条件などは毎年変更される可能性があります。正確な情報は必ず文部科学省や試験実施機関の公式サイトをご確認ください。また、最終的な判断は予備校や相談機関などの専門家にご相談いただくことをおすすめします。

すららで学び直しと出席扱いを両立する方法

「家からなら動画授業は見られるけれど、学校にはなかなか行けない…」というタイプのお子さんには、すららのようなオンライン教材がとても相性がいいことがあります。すららは無学年式で、小学校の内容から中学・高校範囲までさかのぼって学び直せるので、不登校で3年間勉強していないブランクがあっても、自分のペースでゆっくり取り戻せるのが大きな特徴です。我が子も長年お世話になっています。

すららが不登校家庭と相性がいいポイント

  • その日の体調や気分に合わせて、好きな時間に学習をスタートできる
  • 分からない単元まで自動で戻ってくれる無学年式で、戻り学習に向いている
  • ゲーム感覚の対話型レッスンで、「勉強=つらい」イメージを少しずつほぐせる
  • 出席扱いの対象になる可能性があり、学校との橋渡し役にもなり得る

「うちの子にも合うのかな」と感じた方に向けて、すららが不登校家庭でどのように役立つのか、そして学校に出席扱いとして認めてもらうための具体的な流れを、別の記事で整理しています。👇

すららは不登校でも出席扱いになる?学校に認められるためのガイド                                        ちなみに、すららはもし我が子には合わないと感じた場合でも、すぐに利用休止ができるので安心して始められます。お子さんのペースに合わせて調整できるところも、私が保護者として魅力だなと感じているポイントです。

不登校3年間勉強してない不安を解消する進路と勉強法まとめ

不登校で3年間勉強してないことは「終わり」ではなく、「これからどう学び直すか」を一緒に考えるスタートラインだと、私は感じています。中学3年間分の勉強は、戻り学習やオンライン教材を使いながら、優先順位をつけて進めれば、時間はかかっても必ず取り戻せます。

進路も、高校受験だけがゴールではありません。通信制高校、定時制高校、チャレンジスクール、高卒認定からの大学受験など、お子さんのペースに合わせた道はたくさんあります。どの道を選んだとしても、「自分で選んだ」と感じられることが、子どもの自己肯定感にとって何よりの力になります。

不登校で3年間勉強してない今の姿だけで、お子さんの未来が決まってしまうわけではありません。今日、ほんの少しでも「何かできることあるかな」と思えたその気持ちこそが、これからの一歩をつくっていく力だと私は信じています。

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