不登校でパートを辞めるべきか迷う親が知るべき判断ポイント

不登校でパートを辞めるべきか迷う親が知るべき判断ポイント

子どもが不登校になると、パートを辞めるかどうか頭の片すみにありますよね。学校に行けない子どもを家に残して仕事に出るのがつらくて、不登校の子どもを抱えながら仕事を辞めるべきか、親として仕事を続けるべきか、毎日ぐるぐる考えてしまうと思います。

この記事では、あなた自身の心と体の限界、家計への影響を一つずつ見ていきながら、「うちの家庭ではどうするのが現実的かな?」を一緒に考えていけたらうれしいです。

この記事のポイント👇

  • 不登校が親のパートや仕事に与える影響と基本的な考え方
  • パートを辞めるか続けるか判断するときの具体的なチェックポイント
  • いきなり辞める前に検討できる働き方・制度・支援先の選択肢
  • 家計と親のメンタルケアを両立しながら将来を考えるヒント
不登校でパートを辞めるべきか迷い忙しくしている母親
目次

不登校でパートを辞めるか迷う親の判断基準

ここでは、不登校でパートを辞めるかどうか迷っているときに、どこから整理して考えればいいのかを冷静に考えられるよう、子どもの安全やメンタル状態、あなた自身の心身の限界、職場の理解度、家計のバランスなどを、順番に見ていきましょう。

不登校と仕事を辞める迷いの要因

まず整理しておきたいのが、「なぜそんなに仕事を辞めるかどうか迷っているのか」というポイントです。多くの場合、理由はいくつか重なっています。

子どもを一人にする不安と罪悪感

不登校になった子どもを家に残してパートに行くとき、「今、ひとりで大丈夫かな」「もし自傷しようとしていたらどうしよう」と、不安で仕事どころではないと感じることもありますよね。親の仕事中に、子どもがあとから「実はあのとき死にたいと思っていた」などと打ち明けてくれた経験があると、もう怖くて家を空けられない…という気持ちになるのも、とても自然なことです。

職場への迷惑感や人間関係のストレス

不登校が続くと、朝の登校しぶりへの対応や、急な体調不良、学校からの呼び出しなどで、どうしても遅刻・早退・欠勤が増えてしまいます。その結果、「また休み?」「シフトが回らない」という空気を感じてしまい、「もう迷惑をかけられないから仕事を辞めたほうがいいのかな」と思い詰めてしまう方も多いです。

お金・将来への不安と板挟み

一方で、パート代がなくなると、塾代や習い事、将来の学費、日々の生活費への不安も一気に押し寄せてきます。「不登校で仕事を辞めたいくらいしんどい。でも、辞めたら家計がもたないかもしれない」。この板挟みが、迷いをさらに強くしていることが多いです。

不登校と仕事をめぐる迷いの正体は、多くの場合、子どもの安全への不安・職場への申し訳なさ・お金と将来への心配が混ざり合っている状態です。「自分はどれが一番つらいのか?」を言葉にしてみると、次の一歩が見えやすくなりますよ。

不登校で親が仕事を辞めるべきか考える視点

「辞めるべきか、続けるべきか」は、白黒では決められません。ここでは、判断するときのポイントをいくつかお伝えします。

ポイント1:子どもの安全とメンタルの状態

最優先で見るのは、子どもの安全とメンタルの状態です。例えば、次のような場合は、仕事を辞める・休む・大きく働き方を変えることも真剣に検討していいラインだと思っています。

  • 自傷行為や自殺念慮を具体的に口にしている
  • 過去に自傷・自殺未遂があった
  • 一人で長時間過ごすと、パニックや強い不安発作が出やすい
  • 発達特性や精神疾患の診断があり、目を離せない状態が続いている

「今のまま一人にしておくと命の危険があるかもしれない」と感じるレベルなら、仕事よりも子どもの命と安全を優先していいと私は考えます。その場合も、いきなり退職だけでなく、まず休職や時短、支援機関の活用など「中間の選択肢」が取れないかも一緒に考えていきましょう。

ポイント2:あなた自身の心身の限界

不登校の子どものケアは、想像以上にエネルギーが必要です。眠れない、食欲が落ちている、涙が止まらない、頭が真っ白になって動けない、などの症状が出ている場合、親自身もかなり追い込まれているサインかもしれません。

心療内科やメンタルクリニックで、うつ病や適応障害、不安障害などの診断が出ているなら、「今はちゃんと休む時期」という決断も、十分にあり得ます。その際は、医師の診断書をもとに休職や勤務軽減を相談できるケースもあります。

ポイント3:家計と将来の見通し

どれだけしんどくても、家計が完全に破綻してしまっては、家族全体のストレスが一気に高まってしまいます。家計簿や通帳を見ながら、次のような点をざっくり整理してみましょう。

  • パート代がゼロになった場合、毎月いくら足りなくなるか
  • しばらく貯金を取り崩して耐えられる期間はどのくらいか
  • 固定費(保険・サブスク・塾代など)で見直せるところはないか

不登校家庭の調査を見ると、「仕事に何らかの影響が出た」と答える親は全体の7〜8割、「離職・休職した」親はおよそ5人に1人程度と言われています。

不登校でパートを辞めるべきか迷う親

不登校でパートを辞めたい時の心理負担

「もう限界、パートを辞めたい」と思っているとき、心の中ではいろいろな感情がぶつかり合っているはずです。その感情を分解してあげると、自分を責めすぎずにすむのではないでしょうか。

「辞めたい」の奥にある本当の気持ち

不登校でパートを辞めたいと感じる背景には、多くの場合、次のような気持ちが潜んでいます。

  • 子どものそばにいてあげたいのに、仕事に行かなきゃいけないつらさ
  • 職場で「迷惑をかけている」と感じ続ける疲れ
  • 子どもや夫、学校の顔色をうかがい続けて、自分の気持ちが分からなくなっている感覚

どれも、あなたが「怠けているから」ではなく、家族と仕事の両方を大事にしようと頑張った結果として出てきている感情です。まずは「こんな気持ちになるのも無理はないよね」と、自分にOKを出してあげてください。

罪悪感を少しでも軽くする考え方

不登校の子どもを抱えながら働いていると、「仕事なんてしている場合じゃないのかな」「パートなんかやめるべきなのかな」と、自分を責める方向に考えがちです。でも、あなたが働いていること自体は、悪いことでも、子どもへの愛情が足りない証拠でもありません。

私自身、親が仕事を続けていたからこそ保てた生活の安定や、親のメンタルのバランスがあると感じています。仕事が「逃げ場」になっていても、それは決して悪いことではありません。

不登校対応とパート退職理由の整理

いざ退職を意識し始めると、「どこまで正直に話すべき?」「不登校を理由にしていいの?」と悩みますよね。ここでは、頭の整理をしましょう。

自分の中で言葉をまとめておく

まずは、職場に伝える前に、自分の中で退職理由をシンプルな言葉にまとめておくのがおすすめです。例えば、次のようなイメージです。

  • 子どもの体調・メンタル面のケアに集中する必要が出てきた
  • 通院や学校・支援機関との連携で、これまで通りのシフトに入るのが難しくなった
  • 家庭の事情で、今の勤務形態を続けることが難しくなった

不登校という言葉を出すかどうかは、職場との関係性や、これまでの会話の中でどこまで共有しているかによって変わってきますよね。「詳しい事情は控えたい」「最低限だけ伝えたい」など、あなたの気持ちを優先してください。

「辞める」と「働き方を変える」を分けて考える

退職理由を考えるとき、つい「辞めるか、辞めないか」の二択で考えてしまいがちです。でも実際には、

  • シフトを減らす
  • 曜日を固定してもらう
  • 短時間勤務に変えてもらう
  • 別部署への異動や在宅勤務への切り替えを相談してみる

といった「働き方を変える」という中間の選択肢もあります。本当に退職しか道がないのか、それとも働き方の調整で乗り切れるのかを切り分けて考えることで、選択肢が増えていきます。

不登校でパートを辞めるべきか迷う親、道が分かれている

不登校と仕事を続ける場合の両立工夫

「今すぐ退職は難しいけれど、なんとか不登校と仕事の両立を続けたい」という方も多いと思います。ここでは、実際に多くのご家庭が行っている工夫をまとめます。

家族・支援機関との役割分担

すべてを母親ひとりで抱え込むのは限界があります。可能であれば、次のような役割分担も検討してみてください。

  • 夫に週に1〜2回、朝の対応や病院・カウンセリングの付き添いをお願いする
  • 祖父母に「子どもの見守り」だけ短時間お願いする
  • フリースクールや教育支援センター、放課後等デイサービスなど第三の居場所を活用する

不登校の学びや選択肢全体を整理しておきたい場合は、不登校の統計や進路の選択肢をまとめた不登校44万人衝撃の背景と親の選択肢を解説した記事も、参考になると思います。

ルールと安心材料を一緒に決めておく

子どもを家に残してパートに行く場合は、親子で「安心材料」となるルールを決めておくのもポイントです。

  • 必ず連絡がつくようにスマホやタブレットを手元に置いておく
  • 困ったときに相談できる大人(祖父母・友人・支援者など)を一緒にリストアップして貼っておく
  • 何かあったときにすぐ帰れるように、職場と事前に相談しておく

不登校でパートを辞める前に知りたい選択肢

ここからは、「もうパートを辞めるしかないのかな」と感じているあなたが、実際に退職届を出す前に知っておきたい選択肢をまとめます。勤務調整・在宅勤務・公的制度・家計の見直し・相談先など、できることを一緒に整理していきましょう。

不登校とパート両立でできる勤務調整

いきなり「辞めます」と伝える前に、まずは勤務調整の可能性を探ってみるのも大事なステップです。

シフトや時間帯を工夫する

不登校の子どもの状態によっては、親が家を空けても比較的落ち着いて過ごせる時間帯がある場合もあります。例えば、

  • 朝の登校しぶりが一番つらい → 午後〜夕方だけシフトに入る
  • 夜になると不安が強くなる → 日中短時間のみにして、夜は一緒に過ごす
  • 週5日勤務がつらい → 週2〜3日に減らして負担を軽くする

「辞めるしかない」ではなく、「今のままの働き方は難しいから、変えられないか?」という視点で上司に相談してみると、意外と柔軟に調整してもらえるケースも聞きます。

不登校とパート在宅勤務の可能性

最近は、在宅でできるパートや業務委託の仕事も増えてきました。不登校の子どもが家にいても、親がそばにいながら働ける形を選ぶ人も少しずつ増えています。

在宅ワークの具体例

在宅でできるお仕事としては、次のようなものがあります。

  • オンラインのコールセンター業務
  • 在宅での事務サポートやデータ入力
  • オンライン講師・個別指導(よみかき・算数・英語など)

たとえば、子育て経験を活かした在宅の講師募集を紹介している在宅OKのオンラインよみかきそろばん講師の記事のように、不登校の子どもが家にいる状況と両立しやすい働き方もあります。👆是非チェックしてみて下さい。

不登校でパート欠勤増の伝え方

すでに欠勤や遅刻・早退が増えていて、「このままではまずい」と感じている方も多いと思います。ここでは、職場への伝え方のポイントを整理します。

事実と気持ちを分けて伝える

上司に話すときは、次の2つを分けて考えると、整理しやすくなります。

  • 事実:子どもの体調やメンタルの状態、通院・学校対応などで、勤務に影響が出ていること
  • 気持ち:迷惑をかけて申し訳ない気持ち・できるだけ続けたい思い・どう調整できるか相談したいという気持ち

「お忙しいところすみません。実は、子どもの体調と学校のことで、勤務に影響が出てしまっていて…」と切り出し、事実を端的に伝えた上で、「続けられる方法があれば相談したい」と正直に話してみるのもおすすめです。

言いにくいときは「家庭の事情」としてもOK

「不登校」という言葉をどうしても言いにくい場合は、

  • 子どもの体調が不安定で、付き添いや受診が増えている
  • 家庭の事情で、当面これまで通りのシフトで入るのが難しくなっている

など、ある程度ぼかして伝える形でも大丈夫です。あなたが話したくないことを無理に全部話す必要はありません。

不登校とパート収入減への備え

パートを減らしたり、辞めたりすることを考えるときに、一番気になるのが家計のことですよね。ここでは、「収入が減るかもしれない前提」でできる準備を考えていきます。

ざっくり家計シミュレーションをしてみる

完璧な家計簿を作る必要はありませんが、最低限、次の点だけでも書き出してみると状況が見えやすくなります。

  • 現在の手取り収入(夫+あなた)
  • あなたのパート代がゼロになった場合、毎月どのくらい赤字になるか
  • 数か月〜1年程度、赤字を補填できる貯金があるか

例)ざっくり家計イメージ

項目金額(目安)
夫の手取り23万円
あなたのパート代7万円
毎月の支出合計27万円
パート継続時の残り+3万円
パートを辞めた場合−4万円

このようにざっくりでも数値にしてみると、「完全に辞めるのは厳しいから、週に2日だけ残そうかな」「半年だけ貯金を取り崩して、私も回復に専念しよう」など、具体的な作戦を立てやすくなります。

ワークライフバランスと書かれているボード

パート辞める判断を支える相談先まとめ

最後に、「不登校でパートを辞めるかどうか」の判断を、あなた一人で抱え込まないための相談先をまとめます。

学校・行政・医療の窓口

不登校と親の働き方については、次のような窓口で相談できることが多いです。

  • 在籍校のスクールカウンセラー
  • 教育支援センター(適応指導教室)やこども家庭支援センター
  • 児童精神科・子どものメンタルに詳しい心療内科

親の会・オンラインコミュニティ

同じように、不登校の子どもを抱えながら働いている親御さんの話を聞くと、「うちだけじゃなかったんだ」とホッとできることがあります。

  • 地域の親の会やオンラインの不登校コミュニティ
  • SNSやブログで情報発信しているママ・パパ
  • ギフテッドや2E、不登校の親向けオンラインコミュニティ

誰かの体験談をそのまま真似する必要はありませんが、「辞めた人」「辞めずに働き方を変えた人」それぞれのストーリーに触れることで、自分と家族に合った選択肢が見えやすくなります。

不登校でパートを辞めるべきか迷う まとめ

不登校でパートを辞めるか迷っているとき、正解は一つではありません。子どもの安全とあなたの心身の状態を最優先にしながら、家計や将来の見通し、職場の状況をていねいに並べていくことで、少しずつ「うちの家庭にとっての最善」に近づいていけると思っています。

仕事を辞めることも、続けることも、どちらも決して「間違い」ではありません。大事なのは、「あのときの自分は、あの状況でできるいちばん良い選択をした」と、将来のあなたが振り返れるようにすることかなと感じています。

不登校とパートを辞めるかどうかの悩みは、とても深くて、簡単に答えが出ないテーマです。それでも、あなたがこのページまで読んでくれたこと自体が、すでに家族のことを一生懸命考えている証拠だと思います。どうか一人で結論を背負い込まず、身近な人や専門家とも相談しながら、あなたと家族にとってちょうどいい働き方を探していきましょう。

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