「不登校でも、このまま欠席が増え続けて大丈夫なのかな…」
「すららを使えば“出席扱い”になるって聞いたけど、本当?」
そんな不安を抱えて、このページにたどり着いた方も多いと思います。
結論からお伝えすると、すららを使えば“自動的に”出席扱いになるわけではありません。
ですが、制度を正しく理解し、学校と連携することで、実際に出席扱いとして認められている家庭が数多くあるのも事実です。この記事では、
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不登校の「出席扱い制度」の正確な仕組み
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すららが、なぜ出席扱いと相性がよい教材とされているのか
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学校にどう相談し、どんな準備をすればよいのか
を、制度 × 実務 × 保護者目線で分かりやすく解説します。
「希望をあおる記事」ではなく、現実的に動くためのガイドとして読んでみてください。
不登校でも「出席扱い」にできる制度とは?
出席扱い制度の対象は「小・中学生」
文部科学省は、不登校の小・中学生について、
学校外での学習活動であっても、一定の条件を満たせば出席日数として認めることができると示しています。
この制度の主な対象は、
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小学生・中学生 ※高校については制度の扱いが大きく異なるため、この記事では主に 小・中学生 を前提に解説します。
ICTを使った「ネット出席」と7つの条件
自宅学習を出席扱いとして認めるためには、一般的に次のような条件(要件)を満たす必要があります。
※表現は分かりやすく整理しています。
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学校と家庭が、継続的に連携していること
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ICT(オンライン教材・タブレット等)を活用した学習であること
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子どもの状況に合った、計画的な学習であること
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学習の実態が、記録として確認できること
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学校側(担任・校長)が学習状況を把握できること
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他の学習の場(通所型施設等)が難しい事情があること
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学校の教育課程との整合性があること
重要なのは、「教材の種類」よりも「運用の仕方」が見られる点です。
オンライン教材「すらら」と出席扱いの関係
すららは「出席を決める教材」ではない
ここは、とても大切なポイントです。
すらら自体が、出席扱いを決めることはありません。
最終的な判断をするのは、
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校長
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学校(必要に応じて教育委員会)
です。すららは、学校が判断するための「材料」を整えやすい教材という位置づけになります。
なぜ「すらら」は出席扱いと相性がいいのか
すららが不登校支援の場面で使われやすい理由は、
出席扱いの条件と、機能面が噛み合っている点にあります。
たとえば、
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学年に縛られず、子どもの理解度に合わせた学習計画を立てやすい
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学習日時・内容・進捗が自動で記録される
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学校に提出できる形で、学習状況を説明しやすい
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保護者だけでなく、外部(コーチ)視点が入る
これらはすべて、学校側が「学習の実態」を判断する際の材料になります。
また、実際に不登校家庭が感じている「すららの料金や口コミのリアル」については、こちらの記事で整理しています。
👉 すららは高い?料金と口コミを検証|不登校家庭が感じた本当の価値
すららで出席扱いを目指すための現実的な流れ
ステップ1|事前準備(ここが8割)
まず大切なのは、「始めてからお願いする」のではなく、始める前に相談することです。
準備としてやっておきたいことは、
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すららの資料を取り寄せる
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出席扱い制度の概要を把握する
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家庭内で「学習を続ける意思」を確認する
特に、学校に説明する際には
教材の説明資料があるかどうかで話の進みやすさが大きく変わります。
出席扱いを学校に相談する前に、制度の説明資料や学習記録の例を確認しておくと話がスムーズです。
👉 まずは「出席扱い対応の説明が含まれる資料」を取り寄せておくのがおすすめです。
ステップ2|学校への相談の仕方(多くの家庭がつまずく所)
相談は、できれば次の順で行います。
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担任
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管理職(必要に応じて)
ポイントは、「お願い」ではなく「相談」です。
🟢 伝え方の例
「現在、自宅での学習を検討しています。
文科省の出席扱いの制度について伺いたく、すららという教材を使った場合に対象となる可能性があるか、
ご相談させてください。」
❌ 避けたい言い方
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「出席扱いにしてください」
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「他の学校では認められているそうです」
学校側と“対立構造”を作らないことが非常に重要です。
ステップ3|学習・記録・共有を続ける
出席扱いは「一度決めたら終わり」ではありません。
多くの場合、
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学習ログの提出(月1回など)
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電話・面談での状況共有
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学習計画の見直し
といった運用がセットになります。
「続けられているか」「形だけになっていないか」ここを見られるケースが多いです。
ステップ4|校長による判断と、その後
最終的には、校長が学習状況・提出資料・子どもの状態を総合的に判断します。
注意しておきたいのは、
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学校や自治体によって運用に差がある
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前例がなく、時間がかかることもある
という点です。「今すぐ認められなかった=失敗」ではありません。
出席扱いとして認められやすい家庭の共通点
実際の事例から見ると、比較的スムーズに進んだ家庭には共通点があります。
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早い段階で学校に相談している
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学習記録をきちんと提出している
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学校を“味方”として捉えている
逆に、「制度を知らずに話が進まなかった」ケースも少なくありません。
すららで出席扱いを目指すメリットと注意点
メリット
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欠席日数への不安が軽減される
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学力の土台を維持しやすい
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子どもが「何もしていないわけじゃない」と思える
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保護者がひとりで抱えなくて済む
注意点(とても大切)
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必ず出席扱いになるわけではない
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学校ごとの差が大きい
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学習の継続が前提になる
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高校は制度が異なる
過度な期待は持たず、「選択肢の一つ」として考える姿勢が大切です。
よくある質問
Q. 高校生でも出席扱いになりますか?
A. 原則として小・中学生向けの制度です。高校は学校裁量が大きく異なります。
Q. どれくらい勉強すれば出席扱いになりますか?
A. 明確な時間基準はありません。学習の「実態」と「継続」が重視されます。
Q. 学校が制度を知らない場合は?
A. 資料を用意し、「相談」として丁寧に共有することで前に進むケースもあります。
Q. フリースクールとの違いは?
A. 通所型か、自宅完結か、子どもの状態によって向き不向きがあります。
まずは「資料をそろえる」ことから
出席扱いの話は、感情だけでは前に進みません。
制度を知り、学校に説明できる材料を持つことが第一歩です。

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すららは不登校でも出席扱いになる?まとめ
不登校で出席扱いを検討しているご家庭にとって、
すららは「自動で解決する教材」ではありませんが、学校に説明しやすく、制度とつなげやすい現実的な選択肢です。
出席扱いは「教材を選べば終わり」ではありません。
でも、きちんと条件を満たし、学校と連携できれば、子どもの学びと将来を守る選択肢になります。
