子どもが学校に行けなくなったとき、不登校とsswとは何か、スクールソーシャルワーカーとどう関わればいいのか、正直よく分からないまま不安だけが膨らんでいくことが多いかなと思います。
不登校の家庭にとって、学校だけでなく教育委員会やスクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーなど、いろいろな専門職や相談先が一気に出てきますよね。検索をしていると、不登校のssw役割や不登校のssw事例、不登校のssw相談先、さらには不登校と貧困支援、不登校と虐待支援など、重たい言葉がたくさん並んでいて、読むだけでしんどくなることもあるかもしれません。
実際に、不登校のsswとは何かが分からないまま、学校から「今度スクールソーシャルワーカーが入りたいと言っています」と言われて戸惑う保護者も多いですし、「不登校の相談先として本当に安心して頼っていいのか」「スクールカウンセラーとの違いは?」「学校寄りなのでは?」と感じる場面もあると思います。
この記事では、不登校とsswの基本を整理しながら、不登校のssw役割、不登校のssw事例、不登校の相談先としてどこから動き出せばいいのか、スクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーの違い、不登校と貧困支援や虐待対応との関わりまで、私自身が母親として感じてきたことと、支援の現場で見聞きしてきたことをまとめていきます。
「今のわが家の状況で、sswに何をお願いできるのか」「もし合わないと感じたとき、どう距離を取ればいいのか」も含めて、不登校とssw支援を自分なりに選び取っていけるよう、一緒に整理していきましょう。
- 不登校とsswの基本的な役割と違いが分かる
- 不登校支援事例からsswに期待できることをつかめる
- 不登校の相談先とssw・スクールカウンセラーとの連携をイメージできる
- 不登校家庭としてsswとどう付き合うかの具体的なヒントを得られる

不登校とsswの基本理解と役割
ここではまず、不登校とsswとは何かをシンプルに整理しながら、どんな場面で頼れる存在なのか、そしてスクールカウンセラーなど他の専門職との違いを押さえていきます。全体像が分かると、「今うちが頼むとしたらどこ?」が少し見えやすくなりますよ。
不登校とsswとは何かを整理
不登校という言葉はとてもよく聞くのに、実際に自分の子どもが当事者になってみると、「どこからが不登校なの?」と戸惑うことってありますよね。一般的には、病気や経済的な理由を除いて、心理的・社会的な背景などから子どもが学校に行けない状態が一定期間続いていることを指すと言われています。
一方で、sswはスクールソーシャルワーカーの略で、学校に関わる社会福祉の専門職です。子どもの内面だけでなく、家庭や学校、地域、経済状況など「生活の土台」も含めて支えていく役割を持っています。学校の中に常勤でいる場合もあれば、教育委員会などから必要に応じて派遣される場合もあります。
私自身、最初は「不登校の子どもの心のケアをしてくれる人=全部カウンセラー」と思い込んでいました。でも、実際には、子どもの状態を見ながら、学校や家庭、関係機関とつないでくれる人がsswというイメージに近いかなと思っています。
ざっくり言うと、sswは「生活・環境・制度」に強く、スクールカウンセラーは「心と心理的支援」に強いイメージです。どちらも子どもと家庭の味方であってほしい存在です。
不登校支援でのssw役割と相談
不登校のときにsswが何をしてくれるのか、具体的にイメージしづらいですよね。私がいろいろなご家庭の話を聞いてきた中で、sswが関わる場面にはだいたい次のようなものがあります。
よくあるsswの関わり方
- 家庭訪問をして、子どもや保護者とゆっくり話を聞く
- 学校側と話し合いをして、別室登校や段階的な登校などの提案を一緒に整理する
- 教育支援センターや適応指導教室、フリースクールなど外部の支援先を紹介する
- 生活リズムや家計、虐待・DVなども含めて、必要に応じて福祉の窓口につなぐ
ありがたいのは、保護者が一人で「学校にも福祉にもあちこち電話しないといけない…」という負担を、少し肩代わりしてくれることです。相談のスタートとしては、まず学校(担任・養護教諭・管理職など)に「sswさんに一度相談したいです」と伝えるケースが多いかなと思います。
不登校の相談は、学校だけで完結させなくて大丈夫です。学校を入口にしつつ、sswや教育相談センターなど、外の資源も一緒に使っていくイメージでいていいと思います。
不登校支援事例にみるsswの効果
「役割は分かったけれど、本当に意味があるのかな?」という不安も出てきますよね。実際の不登校支援事例を見ていると、うまくいったケースにはいくつか共通点があります。
うまくいきやすいケースの共通点
- sswが定期的に家庭訪問し、子どもと保護者両方の話をじっくり聞いている
- 学校だけでなく、教育支援センターや医療機関、福祉窓口など複数の機関をつないでいる
- 「いきなり教室復帰」ではなく、学習室・別室・短時間登校など段階的なステップを一緒に考えている
- 保護者が「一緒に考えてくれる大人が増えた」と感じられている
もちろん、すべてのケースが教科書のようにスムーズにいくわけではありません。それでも、「学校と家庭だけでは行き詰まっていた状態が、第三者が入ることで少しずつ動き出した」という声はとても多いです。
子どもの不登校の段階や状態に関しては、親として全体像をつかんでおくと話し合いもしやすくなります。例えば、不登校の段階やステップの全体像を整理しておくと、「今は回復期ではなく、まだ混乱期に近いのかも」といった目安が持ちやすくなり、sswとの共有もしやすくなります。

不登校相談先とssw連携ポイント
不登校の相談先は、本当にたくさんあります。学校、教育相談センター、教育支援センター(適応指導教室)、子ども家庭支援センター、フリースクール、民間のカウンセリングなど…。この中でsswは、それぞれの窓口を「つなぐハブ」のような役割を担うことが多いです。
相談の流れの一例
- 保護者が学校に不登校の状況を相談する
- 学校側が教育委員会に状況を共有し、sswの派遣を検討する
- sswが学校や家庭を訪問し、必要に応じて教育相談センターや教育支援センター、医療機関などを紹介する
- 定期的なケース会議で、支援の方向性を調整していく
この流れはあくまで一例で、自治体によって仕組みや窓口名は少しずつ違います。教育委員会のページなどに、不登校に関する相談窓口がまとめられていることも多いので、お住まいの地域の情報は一度確認してみると安心です。
不登校支援の制度や相談窓口は、自治体や年度によって変わることがあります。ここでお伝えしている内容は一般的なイメージであり、正確な情報は必ずお住まいの自治体や関係機関の公式サイトをご確認ください。具体的な支援内容や利用条件については、最終的な判断をする前に、専門家や窓口にも直接ご相談ください。
不登校とsswとスクールカウンセラー比較
不登校の相談先としてよく名前が出てくるのが、スクールソーシャルワーカー(ssw)とスクールカウンセラーです。どちらも子どもと保護者の味方であってほしい存在ですが、得意分野が少し違います。
sswとスクールカウンセラーのざっくり比較
| 項目 | スクールソーシャルワーカー | スクールカウンセラー |
|---|---|---|
| 専門 | 社会福祉・生活全体 | 心理・カウンセリング |
| 主な対象 | 子どもと家庭、学校・地域 | 子ども本人(必要に応じて保護者) |
| 主な支援内容 | 家庭訪問、関係機関との連携、制度利用の調整 | 心理面の評価とカウンセリング、心理検査 |
| イメージ | 環境を整えるコーディネーター | 心の専門家 |
実際の現場では、sswとスクールカウンセラーが一緒にケース会議に入ることもあります。例えば、スクールカウンセラーが子どもの不安や抑うつを評価し、sswが家庭や学校の環境調整、福祉の支援につなぐ、といったイメージです。
保護者としては、「どちらに相談すべきか」と悩みすぎなくて大丈夫です。学校に「今の状況だと、スクールソーシャルワーカーさんとスクールカウンセラーさん、それぞれにどんな相談ができますか?」と率直に聞いてみるのも、とても大事な一歩だと感じています。
不登校支援で活用できるsswとの向き合い方
ここからは、不登校家庭として実際にsswと関わるときに感じやすいモヤモヤや不信感、それでもうまく活用していくための工夫について、母親目線で整理していきます。完璧な関わり方でなくていいので、「これならやってみてもいいかも」と思えるところから拾ってもらえたらうれしいです。
不登校家庭が抱えやすいssw不信の背景
正直なところ、「sswさんに相談したけれど、学校の味方みたいでつらかった」という声もよく耳にします。私自身も、学校との話し合いの場で、「もっと子どものしんどさを代弁してほしかったのに…」と感じたことがあります。
不信感が生まれやすいポイント
- 保護者の前では優しく寄り添ってくれるのに、会議では学校の意見を中心にまとめているように見える
- 子どもの状態を十分に見る前に、「少しでもいいから登校を」と繰り返されてしまう
- 家庭の事情(貧困・DV・介護・ヤングケアラーなど)が、どこまで共有されるのか不安になる
こうした不信感の背景には、sswの立場が「学校にも教育委員会にもつながっている人」であることが大きいかなと思います。完全に家族だけの味方というより、「子どもと家庭と学校、全部の橋渡しをする役目」だからこそ、見え方が難しくなることがあるのです。
「なんとなくモヤモヤする」という感覚は、親としての大事なサインです。自分を責めるのではなく、「何が不安なのか」を言葉にしていくことが、sswとの関係を調整する第一歩になります。

不登校支援でのsswとの相談準備
sswとの面談の前に、少しだけ準備をしておくと、話し合いがグッと楽になることがあります。完璧なメモでなくていいので、次のようなポイントをメモにしておくのがおすすめです。
面談前に整理しておきたいこと
- これまでの不登校の流れ(行き渋りが始まった時期、きっかけとして思い当たることなど)
- 子どもが今いちばん困っていそうなこと(朝の起きにくさ、人間関係のしんどさ、教室の刺激など)
- 親としていちばん不安なこと(進級や単位、進路、お金、きょうだいへの影響など)
- 学校や先生との関係で、これまでに傷ついたと感じている出来事
- 「これだけは避けたい」と思っている対応(無理な登校刺激、突然の家庭訪問など)
もし時間と心の余裕があれば、不登校44万人の最新データと選択肢のように、全体の流れや選択肢を整理した記事に目を通しておくと、少し客観的な視点も持ちやすくなります。「うちだけの問題じゃない」と感じられること自体が、親の心を支えてくれることも多いです。
面談のときは、「今日はここまで話せればOK」というゴールを一つだけ決めておくのがおすすめです。全部を一度で解決しようとしなくて大丈夫です。
不登校と貧困支援に関わるsswの動き
不登校の背景には、学業や人間関係だけでなく、家計の厳しさや住宅事情、ひとり親家庭の負担など、貧困や生活の問題が重なっていることも少なくありません。こうしたときに、sswは「不登校支援」と「貧困支援」の両方をつなぐ役割を期待されることがあります。
sswが関われることの一例
- 就学援助や各種支援制度の情報提供と、申請窓口への同行
- ひとり親家庭や離婚協議中など、生活が不安定な家庭への定期的な相談支援
- 学習支援や居場所づくりを行う地域の団体やNPOとの橋渡し
保護者としては、「こんな家庭の事情まで話していいのかな」と迷うこともありますよね。話せる範囲で構わないので、「お金や生活のことで不安なことがあるのですが、相談できる窓口はありますか?」とsswに聞いてみるだけでも、見えてくる選択肢が増えることがあります。
利用できる支援制度や金額の条件は、地域や年度によって異なります。ここで触れた内容は一般的なイメージに過ぎません。具体的な金額や条件については、必ず自治体の公式サイトや窓口で最新の情報を確認し、最終的な判断は専門家に相談しながら進めてください。
不登校と虐待対応でのssw連携
不登校の裏側に、家庭内での暴力や言葉の虐待、過度な叱責、暴言などが潜んでいるケースもあります。また、親自身がパートナーからの暴力やモラハラに苦しんでいることも少なくありません。こうしたとき、sswは子どもと保護者の安全を守るために、児童相談所や子ども家庭支援センター、警察などと連携することがあります。
虐待が疑われるときの動き
- 子どもの話を丁寧に聞き取り、危険の程度を確認する
- 学校や関係機関と情報共有し、緊急性が高い場合は速やかに児童相談所などに連絡する
- 保護者も被害者である場合、福祉や相談窓口につなぎながら、生活全体の安全を確保する
この分野はとてもデリケートで、「相談したらすぐに子どもが連れて行かれてしまうのでは」と怖くなる親御さんもいます。私が大切だと感じているのは、限界まで一人で抱え込まず、どこか一か所でも「しんどい」と伝えられる場所を持つことです。
もし虐待やDVが絡む可能性が少しでもあるときは、sswだけでなく、専門の相談窓口やシェルター、女性相談窓口なども併せて検討してほしいなと思います。公式な相談先を知るためには、ギフテッドや不登校に関する公的情報のまとめのような一次情報リンク集も参考になります。

不登校支援でのssw活用アドバイス
ここまでを踏まえて、「じゃあ、実際にどうやってsswさんと付き合っていけばいいの?」というところを、母親目線で整理してみます。
私が大事にしているポイント
- 最初から「全部任せる」でも「絶対に信用しない」でもなく、様子を見ながら少しずつ距離感を調整する
- 面談のあとには、できれば簡単なメモを残しておき、気になる発言や約束ごとを書き留めておく
- 「これはちょっと違うな」と感じたら、その場で全部言えなくても、後日メールや連絡帳などで気持ちを伝えてみる
- sswだけに頼るのではなく、スクールカウンセラー、主治医、民間のカウンセリング、親の会など、複数の相談先を持つ
一番伝えたいのは、「sswを使いこなす」のは保護者側でいいということです。相性が合わないと感じたときや、どうしても不信感が拭えないときは、「別の相談先も併用したいです」と学校や教育委員会に伝えていくことも、立派な選択肢です。
不登校の親は、どうしても「迷惑をかけている側」として遠慮しがちですが、子どもの安全と家庭の安心を守ることは、遠慮しなくていい大事な権利です。相談先を選び直したり、距離を取り直したりすることも含めて、あなたが決めて大丈夫です。
不登校ssw支援を総合理解するまとめ
最後に、不登校とssw支援について一緒に見てきたことを、もう一度ざっくり振り返りますね。
- 不登校とsswとは、子どもの「心」だけでなく、「生活や環境」も丸ごと見ていくための仕組み
- sswは家庭訪問や関係機関の調整などを通して、不登校の子どもと家族を支えるコーディネーターのような存在
- スクールカウンセラーとの違いを押さえておくと、「どこに何を相談するか」が整理しやすくなる
- 不登校と貧困支援や虐待対応など、重たいテーマと関わることもあるからこそ、保護者自身の安心と安全も大事にしてほしい
不登校とsswの関わりは、どうしても「制度」や「専門職」の言葉が多くて、読み進めるだけでも疲れてしまうことがあると思います。そんなときは、すべてを一度に理解しようとせず、今のあなたと子どもにとって必要そうな部分だけを少しずつ拾ってもらえたら十分です。
そして、ここでお伝えした内容は、あくまで一般的な目安や私個人の経験・考え方に基づくものです。正確な情報や最新の制度については、必ず公式サイトや自治体の窓口を確認し、具体的な対応を決めるときは最終的な判断を専門家にご相談ください。あなたとお子さんにとって、「ちょうどいい距離感の支援」と出会えることを、同じ不登校の子どもの母として、心から願っています。
